おしりのアトピーの年齢別、発生要因

おしりのアトピー性皮膚炎発症のメカニズムをアレルギーの側面からみると、I型アレルギー、すなわち、アレルゲンが肥満細胞の膜でIgE抗体と結合し、ヒスタミンなどの科学伝達物質を放出します。

この反応は短時間で、炎症反応を引き起こす即時化型の反応です。

アレルゲン特異IgE抗体の陽性率を年齢別にみると、おしりのアトピーが年齢別に大きな違いがあることがわかります。

※陽性率とは、感染の有無を調べるために医学的な検査を行った際、被検体が一定の基準以上の反応を示す確率のこと。

0~9歳までは「卵白」がトップであり、次いで猫、ハウスダストの順です。

この時期は卵黄、大豆などの陽性率が高くなります。

食餌抗原は2~3歳を境に陽性率は急速にさがります。

3歳以降になると、ハウスダスト、ダニなどの環境抗原の陽性率が上昇し、遅れて猫やスギ花粉などが上昇します。

20歳代で陽性率が高くなる要因は、新たにマラセチア、カンジダ、米、小麦などが加わります。

※マラチアとは、カビの一種で、発育するために油が必要とする。
新生児を除き、それ以降の年齢に関係なく、顔や頸部、背中といった皮脂の多い部位に数多く常在しこれがマラセチアの要因となる。

マラセチアは脂漏部に存在する真菌で、カンジダは消化管由来の真菌で、腸管に存在し、成人の食べ物アレルギーに深く関わっています。。

治療面から考えると、最も経口摂取しやすい食餌、身の回りの環境抗原などに敏感に反応し、しかも複数の抗原が関与して病態を形成していくようです。

おしりのアトピーは年齢によってこのような要因に気をつけなければなりません。