かゆみを抑えるのは内服薬と外用薬どちらが適切か?

おしりのかゆみを止める為に医師から与えられる、または市販の薬剤で自己対処する場合、内服薬と外用薬、どちらが有効であるのか?考察してみましょう。

過去に成人型アトピーの治療で薬効クラスが強めのステロイド外用剤を使用した場合と、それよりクラスがひとつ落ちる中間クラスのステロイド剤に抗アレルギー剤の内服薬を併用した場合とを比較し有用性を観察したことがあります。

その結果は併用したほうが有用率が高く、しかもステロイド剤の総使用量も少なくて済むことがわかりました。

改めて、かゆみを抑える内服薬の有用性が確認されたということです。

就寝前にかゆみを感じ、無意識に皮膚をかき、熟睡を妨げられる場合が少なくありません。また、このような状態では十分な皮膚状態を維持することはできないでしょう。

就寝後にかゆみを生じやすいのは就寝後に身体に興奮を起こさせる刺激があり、
これを数値化する呼び方として「閾値(いきち)」というものがあります。

そしてこの数値は就寝後は昼間の100倍程度にも敏感になると言われています。

ということは、寝具やパジャマなどのちょっとした刺激によってもかゆみが発生します。そこで、おしりのかゆみを抑える内服薬を、夕食後ではなく、寝る前に服用するのが効果的です。

このほか、精神安定作用のあるマイナートランキライザーや作用時間の短い睡眠導入剤の併用も、かなり有効とされています。

かゆみの感覚は皮膚周辺の神経に広がるために、周辺の広い範囲でかゆみが起こるとされています。

適切な対策によっておしりのかゆみを引き起こす循環を断ち切ることがおしりのアトピー対策には必要なことなのです。